2021年12月に、第5回「ジャパンSDGsアワード」表彰結果が発表となりました。
内閣総理大臣賞は、バイオベンチャー企業の株式会社ユーグレナが受賞しています
SDGs(持続可能な開発目標)とは、“2030年に向けた世界の成長ビジョン”を示しています。
企業経営では、企業理念や行動指針のような根幹となる考えがありますが、“その世界版”と考えると分かりやすい かもしれません。
今回は、 SDGsのすすめについてご紹介します
国内におけるSDGs
日本では、2016年5月 「持続可能な開発 目標(SDGs)推進本部」閣議決定を受けて、国内大手の上場企業を中心にSDGsの取組みが広がってきました。
新型コロナウィルスの世界的な大流行では、「ゴール3 あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。」に影響を及ぼしました。
ゴール3の中では、感染症の拡大防止などをターゲットとしていました。
持続可能な開発に対しては、ゴール3以外にも様々な負の連鎖を生み出しましています。(「負のSDGsドミノ」発生)
このような世界的危機に直面する中、企業は、売上・利益の貢献とともに、社会課題の解決(SDGs目標達成への貢献)との両立が求められています。
SDGs17ゴールに寄与する物流施設
例えば、最新の物流施設では、SDGsに関わるCO₂排出削減、女性活躍など様々な要素が求められています。
・LED照明、太陽光発電、蓄電池など、創・蓄・省エネ対策
・託児所、着替えブース、パウダーコーナーなど多様な人材が活躍する職場整備
・カフェテリア、ドライバー用シャワールームなど働きやすい労働環境の整備
・免震・耐震対策、非常用電源、BCP対応など持続可能なまちづくりの貢献
・女性や60代以上の運転者等も働きやすい「ホワイト」な労働環境の実現など
物流事業者にとっては、企業経営にSDGsの視点を盛り込むことができ、社会的課題の解決に取り組むことにつながります。
まとめ
あらゆるメディアにおいて「SDGs」のキーワードを目にしない日はありません。
SDGsに賛同し、社会的課題の解決に取組む企業は、年々に増え続けています。
一方、社員向けのSDGs浸透の取組みを当初より続けてきた企業では、社外向け発信の必要性を認識しはじめています。
ぜひ、皆様も、社外に向けたビジネスとして企業の売上・利益にもつながるSDGsの取組みを進めてみてはいかがでしょうか?